dreamfact0ryのブログ

映画を勉強中。物置として使う。由来はプリンスの没アルバムから。

考察 『ローガン』

『ローガン』 において多用されるのがクローズアップやバストショット。それらはこれまでのシリーズのようなスペクタクルから、個人の物語への変化を思わせる。実際、本作はパロディには満ち溢れているが殆ど独立している。
 今作が世代交代を狙っている映画なのは言うまでもない。しかし、インディ・ジョーンズスター・ウォーズのように数多の失敗例から見ても、代替わりというのは難しいようだ。
 往年のアクション俳優が金のためにかつてのヒーローを無理に演じる。その姿は痛々しい。
『ローガン』のスタッフはそれを理解しているから、ヒュー・ジャックマンの余力の残った状態で力強い演技をみせる。長年に渡り連れ添ってきたウルヴァリンとファンにどれだけベストを尽くせるか、それを考えているのが伝わる。
 人間として、ミュータントとして、役者として折り合いをつける物語。それが『ローガン』だ。